受験に役立つコラム

受験生を食でサポート!⑤

2021年11月1日
執筆:受験フードマイスター くりたひろみさん

全国の受験フードマイスター(*)が「体験談とおすすめレシピ」を紹介するシリーズです。 今回は、くりたひろみさんです。

私が受験フードマイスターを取得したのが5年前。

今、2人の娘は大学生と高校生になりました。

朝型で学校の授業だけで大学進学した長女と、夜型で通塾して高校進学した次女。

姉妹で個性が異なるので、食のサポートも異なりました。

次女には、塾前は炭水化物が主の軽食を準備し、帰宅時は睡眠に影響しないように、消化の良い物を用意しました。

私も仕事で時間が無かったので、塾弁や作り置きで受験フードマイスターの知識に助けられました。

次女のお気に入りはポトフ。

糖質のエネルギー変換に必要なビタミンB1が豊富な豚肉、ビタミンCを含む蓮根やじゃがいも、胃に優しいキャベジンを含むキャベツ。

溶け出た栄養もスープで余すことなく食べられます。

アレンジも無限ですが、次女はシンプルなポトフが一番好きです。

大学入試を控えた今も、次女の希望でポトフを作ります。

「いつもの味」が平常心を作ってくれるようです。

その「いつも」に家族の愛を入れて、今日も台所でお鍋がコトコトいっています。

 

☆☆栄養のバランスもばっちり!!作り置きに便利なメニュー☆☆
▼ストックポトフ

 

〈材料 20㎝深鍋の分量

・豚スペアリブ…600g
・たまねぎ…大1個(約300g)
・にんじん…中1本(約100g)
・れんこん…1節(約120g)
・キャベツ…1/2玉(約500g)
・コンソメキューブ…3個
・水…1200ml
・塩…小さじ1
・オリーブオイル…大さじ1
・ローリエ…1枚(あれば)
・塩こしょう…適宜
・乾燥パセリなど…あれば


〈作り方〉

①豚のスペアリブは塩小さじ1をすりこんで、15~30分ほど置く。

②たまねぎは2㎝位のくし形に、にんじんは一口大の乱切りに、れんこんは厚さ1.5cmで小さければ輪切りに、大きければ半月切りに、キャベツは4㎝角位の大きさに切っておく。

③①のスペアリブに滲みでてきた水分をキッチンペーパーで押さえるように拭き取る。大きめの鍋にオリーブオイルを入れて火にかけ、スペアリブを焼いていく。

④全体に焼き色がついたらにんじん、れんこんを入れ、油が全体になじむまで炒める。

⑤④の鍋にたまねぎと水を加え、コンソメ、ローリエを入れる。

水が1500ml入らなければ、材料が浸かるくらいまで入れ、コンソメの量を加減する。

⑥沸騰してきたらあくをとり、ふたをし、弱火にして30分ほど、れんこんが柔らかくなるまで煮込む。

⑦食べる直前にキャベツを入れて、5分ほど煮込む。味見をして、足りなければ塩こしょうで味を整える。

⑧器に盛り、パセリなどで彩りを添える。

Point 

時間がある時に家にあるいちばん大きなお鍋で、作り置きしてください。

(レシピは20㎝の深鍋です)作り置きなので、骨付き肉、煮崩れない野菜(にんじん・れんこん)だしになる野菜(たまねぎ)を中心に入れます。

煮崩れる野菜(キャベツやジャガイモなど)は食べる直前に入れるといいです。

これからの時期はセロリやさといもおススメです。

残りはショートパスタを入れてスープパスタ、ご飯を入れてリゾット、カレーやシチューなどにアレンジして、楽しんでください。

 

*受験フードマイスターとは、毎日の食事を通じて受験生をサポートし、受験当日に最高のパフォーマンスを発揮するためのコンディション作りを学んだスペシャリストです。お子さんの年齢や試験当日までの期間に合わせ、食事で気をつけるべき点を学び、受験生の心と身体の健康を食で応援することをめざします。(受験フードマイスター協会認定資格)

 

PROFILE くりたひろみ

福岡県在住
受験フードマイスター受講番号1番を持つ、二児の母。
野菜ソムリエプロでもあり、
料理教室や小中学校での食育出前講座にも登壇。
娘たちが中学から続く毎日のお弁当で、心と体の健康を支えています。

 

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