兵庫では女子校の共学化が話題になっています。今年(2024年)、男子校から共学になった滝川中学校に続き、2025年から親和中学校が女子校から共学へ、神戸山手女子中学校が共学化とともに「神戸山手グローバル中学校」へ校名変更します。さらに翌年の2026年には園田学園中学校が女子校から共学となり、3年で4校が共学へと変わります。 2024年段階で兵庫の36校の私立中学校のうち男女別学が2…
新たな学校選びのカタチとは何か これまで、私立中高一貫校の分類スタイルとして、「進学校/大学附属校」とカテゴリーを分けて考えてきました。教育上のシステムとして併設大学があるかないかというのは大きな違いですが、実際には「大学附属校・系列校・継続校」であっても、併設大学への内部推薦による進学制度を保持したまま、難関国立大学や医学部など他大学への進学サポートを行う学校もあります。また、「進学校」の場合…
●中学受験率は過去3番目の高さ! 今年の近畿二府四県の統一入試開始日(1月13日)の午前の受験者数は17,312人で昨年より33人増加しました。 少子化の影響で小学校卒業児童数が2,359人減少したものの、受験者実数としては20年ぶりに2年連続の増加となり、私学志向の高まりは続いています。その結果、2024年入試の中学受験率は10.17%に上昇し、過去3番目の高さになりました。 入試…
2024年入試の展望 近畿2府4県の中学入試(統一入試開始日)まであと1か月あまりとなりました。新型コロナウィルスが5類となりましたが、まだ感染者がいる状況であることや、インフルエンザの大流行への対応が必要となることから、各学校においてはコロナ禍(これまでの3年間と同じ)と同じ対応で実施する学校が多くなりそうです。 今年の入試動向から、2024年度入試の注目点について以下の3点に注目しました。…
コロナ前までは雑誌の中学受験特集などで特集されていた「お得校」とは、中学入試の偏差値と高校3年時の合格大学の偏差値の差が大きいところに注目するものでした。 これらは進学校なら高3生の現役合格した大学の偏差値との差、大学附属校なら、生徒の多くが内部進学する系列の大学偏差値との差といった、「入口」と「出口」の差を見ています。 また、「お得校」という言葉の意味通りにコスパの良い学校という…
シン化する滝川中学校 今年の近畿2府4県の受験者数は、統一入試開始日の1月14日の午前で1万7279人となり、前年度より387人増加しました。 また、中学受験率(統一入試開始日の午前の受験者数÷近畿2府4県の小6児童数)は10.01%となり、前年度の9.74%から大きく上昇しています。中学受験率が10%台となるのは、2009年度以来14年ぶりです。 私学志向が高まる中でむかえる20…
◉私学ブーム到来!? 近畿圏の中学入試は、コロナ禍で3回目の入試となりましたが、今年は新型コロナウィルスとインフルエンザの同時流行に備えた対応が求められ、これまでの2年間に準じた形での実施となりました。 統一入試開始日の1月14日の午前の受験者数は17,279人で昨年より387人増加しました。 また中学受験率(統一入試開始日の午前の受験者数÷近畿2府4県の小6児童数)は10.01%となり、昨…